素直なハイジ

 

急斜面のトラバースが落ち着いたところで
 を向けると、これだ 

 山に慣れているって言うんだろか、すぐ
ポーズをとってしまう山人達  

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 今の時期、この場所は状況次第だが
安全の為に、アイゼンを装着しなければ
ならないのでは、そう思う場所だと感じた。

 事実、アイゼンを装着して登山する方と
すれ違ったり追い抜かれもした。

 そんな人々を見たからではないが、自分達の
足の感覚が、「帰りのトラバースは、アイゼンを
装着して下りようね。」って自然に合言葉の
ように、メンバーに浸透して行く。

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 その危険?とも思われるトラバース地帯も
間もなく終了を迎える。

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 ひとしきり続いたトラバースも落ち着いたとき
真っ白なキャンバスに、あやちゃんがハートの
画を何気に描いた。 

 「楽しい~ 
とにかく楽しいのだ。

 それに合わせて、自然とハートマークを作って
ノリノリでポーズを取る女性陣。 

 もちろんん、みんな大好きな飯豊連峰を
バックにしてだ。

 まっ、このあと男組だけで画を撮るが、全然
様にならないので省略。

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 でも、この青空とこれから登る<磐梯山>を
バックにすると、どうだい。
男も女も高揚している。

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 風は微風だが足を止めると、少し肌寒い。

 「 リーダー、そろそろ何か食べない?」

 「もう少しで小屋に到着する、そこまで頑張ろう。」

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 軽く、トモくんリーダーにいなされたハイジ。

 おっと、今回のリーダーとも君のブログ
はこちら   「なんぱら南原」

 「 ハーイ

 素直だ、こんなハイジは最近見たことがない。

 この天気と景色が、こんなにも人を変えてしまう
のか、そう思わざるを得なかった とーちゃん で
あったのでした 

 「 でもね、ハイジはお嬢様だから素直
なんだよ。」ってオラのかーちゃんは言う。



 

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かいだくして・・

 「 竹爺、今週末仲間と登るんだけど一緒に
行かない?」
 今即答できないから後で連絡する。」

 『二王子岳ツアー』 の帰りにハイジから誘われた
のでした。

 かーちゃんは夜勤で日曜しか行けない。

 天気予報と  を毎日見ながら思案の日々。

 そして、金曜朝ハイジに連絡。

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 「 日曜に<磐梯山>に登ることにしたわ、6時
45分に田沢の道の駅で待ってるわよ。」

 ただ、聞いただけなのにもうすでに行くもんだと
きめつけていた 

 日曜の山行と知って「 行く~。」と快諾。

 やってきたのは、八方台登山口
道路が開いたのは4月21日の金曜日。

 さっそうと残雪のフィールドに飛び出した。

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 8時10分だった。

 メンバーは本日リーダーのトモ君とサブの
ジョージさん、ハイジとあやちゃんとみどり
ちゃん、それにかーちゃんとオラの7人。

 トレースはあるけど、抜からずにとても歩き
易い。 

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 お喋りを楽しみ鳥の歌を聴きながらゆっくり
歩くと30分ほどで、かつては賑わったであろう
温泉湯治場の中の湯に到着。

 1888年の磐梯山噴火前は、上の湯、中の湯
下の湯があったらしい。

 噴火時に生存者がいたのはこの中の湯だけと
磐梯山ジオパーク協議会の記事を読んだ。

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 所々に現れるその景色と、素晴らしい天気に
恵まれ、足を止めてはお喋りもやめ、一心不乱に
目を目を向けるメンバー達であった。
 
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 とにかく青空は、群青色と言っていいほど濃く
木々に差し込む陽は柔らかく優しい。
 
 まるでかーちゃんのようだ 

 快諾してよかったな、かーちゃん。

 とにかく今日は最高 

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 「おーい、こっちにおいでよ。」

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 トモくんが呼んでいるところまで駆け上がる。



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飛び交う

 小屋に近づいた頃だった。

 先頭の岳ちゃんが、下りてきた登山者と何やら
話している。

  ササヤンだった。

 彼にとって、ここは庭でもある。

 岳ちゃんが計画している「焼峰山ツアー」
ですが、この場所から見えるので、「あの山が・・」
と確認していたようだった。

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 「 この間はありがとう。そのうちまた・・・。」
そう言ってスライドすると、ハイジやタクちゃんと
挨拶を交わしながら、稜線から湧いてきた
ガスの中へと消えていった。

 それをじっと見ていた小国の母、みわさん。

 「ササヤン、カッコイイ  」

 彼女だけでなく、山師の雰囲気をしっかり醸し
出しているササヤンに、きっとみんなもそう思った
ことだろう。

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 ササヤンと別れたその後すぐに、つまらない
オラのブログに度々コメントを寄せてくれている
libertypapa さんと会ったのです。

  とても若い方で 驚きました。
きっとまた、山で会えそうな気がします。
今後ともよろしくお願いします。

 岳ちゃんツアーご一行、無事山頂到着。

 約4時間の行程。

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 数人の登山者が小屋の中にいましたが、やがて
我々だけになってしまいました。

 そうなると、ねっ  わかるでしょ。
オンナサンニンヨレバカシマシイってことが
始まるわけよ。

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 お昼ご飯の前に岳ちゃんのご挨拶。

 「え~・・・」

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 「うん、うん  」

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 その後は、姦しさが飛び交う言葉と同様に
それぞれのザックから飛び出した食べ物も
「これ食べて~。」と、二王子の山頂避難小屋の
中を飛び交うのでした。





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ご自愛ください。

 あっ!、「小国の母」って言うのは、今回も参加
してくれた、みどりちゃんが言うのであって、歳も
同じくらいのオラが言うのは、ちょっと失礼かも 

 でも、常連の参加する方々にとっては、歳
うんぬんより、まさにそう呼ばれても不思議じゃ
ないのでは、と思ってしまう。

 干し柿も持ってきてくれたりするが、手作りの
お菓子をみんなに配ったりと、もちろんそれだけ
じゃないけど、「家に遊びにおいでよ。」と気軽に
声をかけてくれたりして、実際に「小国の母」の
家に遊びに行ったことがある人が多いんです。

 休憩した場所のすぐそばには、避難小屋が
あり、先週はササヤンたちとここで大宴会する
予定でした。
 だが、ご存知のように<焼峰山>に変更しての
大宴会となったのです。

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  『岳ちゃんツアー』に参加していつでも思う。
ペースが心地よいのです。

 参加する方々は、実力と言ったら失礼か 
いろんな方がおり、ペースが早い遅いとなる
事があると思うけど、岳ちゃんが引っ張るその
ペースは、オラ何回も参加してきたけど、いつも
そう思ってしまいます。

 そのペースは、きれいな隊列となって画に
現れます。 

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 天気はまずまずですが、どんよりとして霞
がかった新発田市、その先の日本海はわかり
にくい状況。

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 途中、「下の避難小屋に泊まりました。」と言う
方々とスライドして、10時25分頃に独標着。

 ここでも、女性の参加者たちが「はいどうぞ。」と
チョコレートなどお菓子をみんなに配る。 

 家で準備をしてる時、「 どうせ、みんなから
いろんなものもらうんでしょ。」と、訳のわからない
ことを言われたが、本当に行動食は必要ない
位である。

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 貴公子 「タクちゃん」 は、時折こんな形で画を
撮る。

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 「おー、見えてきた。」

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 さすが新潟市に近く、そのなかでもメジャーな
<二王子岳>

 下の駐車場は、やっと道路が開けたばかりなのに
もう満杯だった。

 単独の方やグループで結構登っていらっしゃる 

 驚いたのは、トレランで来ていた72歳の方。
「俺が72とは思えないだろう」 
わからないでもないが、今の時期短パンは
ないでしょう。どうぞご自愛のほどを・・・。

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 さあ、山頂小屋も見えてきた。

 がんばろう。

岳ちゃんツアー

 「今日、午後から二王子神社までクルマで
入れるようになりました。」

 金曜日の午後、ササヤンから連絡が入った。

 4月8日に、ササヤンたちと新発田の<焼峰山>
反省会中に、岳ちゃんから「4月16日に<二王子
岳>に行けないかな?」とのメールが、オラに
届いたのを知っていたからである。

 日曜朝、6時30分に小国町役場駐車場に
集合した、『岳ちゃんツアー』はその後、乗り
合わせて、貴公子タクちゃんと合流。

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 8時10分、神社前で主催者の岳ちゃんがご
挨拶。

 「一緒に行ってくれる、竹爺とハイジです。」
オラたちも紹介してくれた  
 
 「  よろしくお願いしま~す。」

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 「西俣峰」にご一緒したみどりちゃんをはじめ
大勢の知った顔が並ぶ。

 みんな岳ちゃんツアーの常連さんばかりだ。

 岳ちゃんを先頭に、女性陣10名と男性4名
それにオラとハイジの計17名の大ツアー。

 雪解け水の小沢を超え、足取り軽く登る
姿は、さすが常連と思わせる 

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 先頭グループの女性陣が「キャー、可愛い」

 二王子をみんなで訪れたお礼だろうか
イワウチワが可憐な姿を魅せてくれた 

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 30分ほどで、一合目。

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 神子石手前の大石が連なる場所を、先頭
岳ちゃんが慎重にルートを選ぶ。

 ここは、踏み抜きがあるので要注意の
場所。

 登る前に足などくじいたらそれこそ目も
当てられない事になる。

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 9時35分、一王子神社付近の避難小屋
付近で小休憩すると、小国の母ことみわさん
はじめ、他の皆さんが待ってましたとばかり
ザックからいろんなものを取り出し、配り始めた。

 「柿が赤くなれば、医者が青くなる。」
そういわれるが、干し柿はどうなんだろう?

 これには、体の抵抗力を上げる、がん予防
βカロチン、それだけではない。なんと老化
現象も抑えてくれるのだという 

 まさに小国の母ならではの心配りだ。 

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 「そろそろ、出発すっか。」

 天気は悪くない。
 先が楽しみだ。







プロフィール

竹爺

Author:竹爺
性別 男性

モンテディオ山形が好きで、トレッキング
大好き。ロードレーサーにも乗る行動派
オヤジです  

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