初めてだから

 <守門岳>は今回初めてである。

 9月18日にNHKBSプレミアムでタイミングよく
7:30分から、「にっぽん百名山 中越の名峰・
<守門岳>!豪雪が生む豊かな自然」が放映された
ようです。

 自分は残念ながら実家に帰っているので、見る
ことができなかった  
でも、自分の目で<守門岳>そしてそこから見える
山々を確かめることができたからそれだけでも
十分だ。

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 みんなで近況や、仲間たちの山行などの情報を
話したりしながら 楽しく登れている。

 足の不安も全くない。

 10時20分 <大岳1432m>到着。

 ホストのタクちゃんも、<守門岳>がかつて? いや
第四紀火山活動つまり、およそ240万年前~170万年前
活動した安山岩質の成層火山だと、調べてきたことを
教えてくれた。

 そう言えば、新潟市からは案外近くなんだけど
タクちゃんも、「守門は初めてだ。」って言ってたな。

 そっかー、ホストをちゃんとしてくれるタクちゃんを
あらためて感心しながら見直した瞬間でもあった。
もちろん、オラたちも初めてだから、しっかり勉強して
来てくれたんだね 

 軽く休憩して、すぐ<袴岳1538m>に向かう。

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 そういえば、ここ守門岳は今通った<大岳>そして
<青雲><袴岳>の三つを総称して<守門岳>と言う
のだと、タクちゃんが教えてくれた。

 <大岳>から<袴岳>にかけての雪庇が有名で
なんでも、東洋一だとも教えてくれた。

 さっそく、みどりちゃんとペーターが反応する。
  見た~い   」
どうやら、次回<守門岳>を訪れる約束も決めた
ようだった。
 
 <大岳>からすぐ、100mほど下ろされる。

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 そして<青雲>に向かう途中で振り返る。

 普通なら、「 えー。帰りはあそこを登る~ 
ってなるのだが・・・
なんだろう。今日はそんなことをあまり感じない。

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 けいちゃんが仕事を終えて帰るまで、かなりの
時間があるのでゆっくりゆっくりと楽しみながら
登れるから、全然苦にならないのだ。

 飯豊もこんなんで登れるなら、「登山者がわんさか
押しかけとんでもないことになるだろうな。」なんて
いつもと違って考えられる余裕が出ている。

 いつのまにか<青雲>着。

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 この辺りはお花畑になるらしい。

 「ねえ、見て。」とペーターがストックを指した
方向は、もう草紅葉が始まっているようだった。
 
 そして12時を回ったところで、<袴岳>到着。

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 ここから見えた越後三山や<越後駒ケ岳><燧岳>を
眺め、そしてそれを肴に  で乾杯。
おっと、運転手のタクちゃんは残念ながらアルコールが
ダメなんですね 
だから、帰ってから呑むのは、オラとみどりちゃん
ペーター、そして奥様のけいちゃんなんです。

 まったり過ごしながらもやがて下山の時が来る。
まだまだここに居たいけど、下りてからの楽しみが
いくつかあるので、素直に腰を上げるメンバー。

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 帰りの<青雲岳>で、タクちゃんが「今度は東洋一の
雪庇を見に来るよ~。」

 まるで<守門岳>一帯に鐘の音が届いたようだった。

 



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うれしい

 おひさしぶりです。
 
 元気ですか。

 まぁーなんとかボチボチやってます~。
それに、まぁーなんとか生きてますよ~。

 こんな感じで過ごしてたオラのもとに、「いつから
解禁なんですか?」って尋ねてきた人がいる。

 「 もう登れるよ。」
もちろん、こんなことを聞くのは山友である。

 先月末。
 「予定日より10日も過ぎて、これは9月になるかも。」
そう思ってた矢先、待ち望んでいたみんなの声が
娘のお腹の中にいた赤ちゃんに届いたのか、ギリギリで
産声を上げてくれた。

 そしてお七夜、その後の命名式も過ぎたので、「日が
あけてもう登れる。」そう解釈したのだ。

 「 じゃー、竹爺の復帰祝い土曜日に如何?」
 木曜日の夜連絡をくれたのはみどりちゃんで
新潟の貴公子タクちゃんと呑むのだという。

 「 行ってもいい  」
 「 良いよ。」 

 三連休の初日、なにかとオラに用事を言いつけ
たかったに違いないが、なんとか許してくれた 

 土曜日早朝、小国のアパートにペーター  を
助手席に乗せ、迎えに来てくれたみどりちゃんと
新潟市へ  

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 予定より早く、7時前にタクちゃん家に到着。
「一緒に登らないの。」
 残念ながら仕事なのよー。」
出迎えてくれた奥さんのケイちゃんが言う。

 「じゃぁー行ってくるね (@^^)/~~~」
タクちゃんの愛車にみんなで乗り換え、夜 んま~い
酒を呑むべく体内の水分を抜く作業  のために
<守門岳>に向かった。

 登山は保久礼(ほきゅれい)コースとの事。
到着すると、福島、群馬、埼玉等々県外ナンバーが
ズラリと並ぶ。

 8時30分、歩き始めてすぐ保久礼小屋に到着。

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 タクちゃんが小屋の傍にある登山届投函箱に
本日の届を入れた。

 久々の登山にワクワクするも、愛チャリのコルナゴ
号と何回か戯れた程度(1回につき70㌔~100㌔程度)
なので、ちと登山用の足には不安が残る。

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 ホストのタクちゃんが引っ張り、いつものように
オラは最後を歩かせてもらった。

 しばらくはプラスチック丸太?擬木で整備された
登山道を登って行くが、オラのように短足はその
ピッチが嫌らしく歩きにくい。
 
 でも、大勢の登山者が来て荒れるのを防ぐ為に
こういった整備も仕方のないことなんだろうね。

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 やがて登山道は、キビタキ小屋経由と寄らずに
直進する分岐に出る。

 もちろん小屋経由を選んで進む。

 程良く、気持ちよく登れるペースで、出発してから
20分でキビタキ小屋。 

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 小屋の内部が気になるみどりちゃんは、興味津々で
重い戸を開ける。

 内部はこんなんですね。

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 キビタキ小屋脇の登山道をそのまま登って行くと
やがて本来の登山道と合流し、擬木のない登山道
を歩くことになる。

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 久しぶりの山友達との登山は楽しい。

 誘ってくれたことに感謝しながら、気持ちよく登れる
事がうれしい 



 

下りたくはないが

 30分ほど梅花皮小屋で休んだ。
小屋の辺りは花畑の様相を呈している。
 
 弥輔副会長の小屋番は8日までで、9日は下山予定。
一人寂しく・・・なんて思ってるととんでもない。
5日は、なんと岳女達が沢山慰問に訪れるという。

 彼のフェイスブックは有名だ。
写真もきれいで人気がある。そこで情報も公開して
いるので、「慰問に来てください。」と言えば、もちろん
飯豊大好き人間なら、「おっ。」と思うはずである。
 ただ、言えるのはなぜか女たちばかりである 

 まっ、これから賑わう小屋の事など想像すると
面白くなくなるから、「 ホーリー、早く帰っぺ。」 

 10時17分出発。 

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 東京から、トレランで飯豊に来たという方に写真を
撮ってもらった。

 その方と話をすると、朝3時30分に梶川尾根を
登ってきたという。
駐車場で準備しているとき声をかけたグループの
ようだった。
 どこから登るの?」
「いいとよ山って言うんですか?名前が分からないん
です 
「・・・・・ 登山届は出しましたか。」
「はい、出しました。」
 気を付けて登れよ。」と言って送り出した人
たちのひとりでした。

 弥輔さんにお礼を言って<北股岳>に登る。

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 梅花皮小屋から<北股岳>そして門内小屋までは
イイデリンドウをはじめ、オヤマノエンドウ、タカネ
マツムシソウ、ツリガネソウ、チシマギキョウ、タカネ
ナデシコ等々花盛り。

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 10時36分、<北股岳>到着。
ここには、亡くなったオラの友人の写真を埋めた
場所がある。彼に話しかけホーリーとここでまったり
時間を取った。

 途中、弥輔さんと今日登ってくる山岳会の仲間が
喋っている無線機に、ブレイクをかけたところ、弥輔
さんが「お前、まだそんなところにいるのか  」

 今年新しくなった鳥居の前で手を合わせて下り
始めたのは11時でした。

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 いや、綺麗だった。
何度も飯豊に登っているが、晴れの日は格別に
ご褒美を山の神は惜しみなく登山者に与える。

 「 下りたくないな。」
 「 んだな。」

 ここにいる人でなければならないだろう。
身体に感じる風、見渡す風景、そして匂いまでも
感じられる飯豊の稜線は登山者の憧れでもある。

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 だが、いつもこのような景色に出会えるとは
限らない。
 時には荒々しく、一旦荒れてしまえばこれから
通過するギルダ原は、歩く者を飛ばしてしまうような
風が通過する時もあるのだ。

 今日は穏やかだ。
タカネマツムシソウの向こうに、二つ峰と<二王子岳>が
見える。

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 11時50分に門内小屋到着。
 今日の小屋番は長谷川さんでした。ササヤンと交代
する9日までいるとの事。

 休憩していると、我が山岳会の新入会員大内田君が
やってきた。

 みんなで少し談笑。

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 さて、そろそろ下りようか。
 そういえば、我が山岳会のDr.まっちゃんが良く
言ってた。
「日帰りで梶川を登ってきた時、下山の目安時間は
いくら遅くても12時を回ってはいけない。」

 ホーリー、そろそろ帰らねばなんねぇーぞ。

いくら下りるのが嫌でも帰らねばなんねぇ~。

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幸せ

 石転ビの雪渓を登り始めたときは、本石転ビ出合の
あたりは陽炎が立ち揺らいで見えるようだった。

 雪渓を登っていても時折、生暖かい風が頬を撫でる。

 北股の出合から登ってきた方向を見ると、暖かい
空気が雪渓で冷やされ、雪渓の表面にわずかに霧が
発生する。
その中から現れるホーリーが画になる。まるで劇場。
そうだ  ここはいつ来ても「石転ビ登山劇場」になって
しまうのだ。

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 北股の出合で休憩した後は、黒滝に向かって雪渓の
厚さを確認しながら、雪渓を踏んで近づく。 

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 だが、雪渓と陸地の間はとても薄くなっているので
陸地に上がるときは、注意しなければならない。
 
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 黒滝の傍から夏道に入って落ち着き、さらに上を
目指すとミヤマキンバイが我々の目を楽しませて
くれる。

 「  いや~ここに来れて良かったよ。」
何年かぶりに石転ビを登ってきたホーリーが呟く。
そういえば、この花は「幸せ」の花言葉らしい。

 きっと幸せな気持ちにさせるよう、ホーリーの
目の前に現れてくれたんだろう。

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 癒される 
残雪があれば、この辺りは45度くらいの急斜面になる
場所だ。
夏道でも、岩稜を踏みながら登る。
その場所に突然現れたミヤマキンバイに心を奪われる
のは、なにもロマンチストだからではないだろう。
男だって、そういう気持ちになる場面だ。

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 北股の出合の水場はまだ取れないが、黒滝の
上部に行くと、小さな沢から水が取れる。

 ここでも冷たい水に癒された。

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 中ノ島に取りつくと、ここではシナノキンバイに
出会えた。

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 中ノ島から草付きに上がるともう目の前には小屋が
見える。

 斜面には雪がまだ残っているが、小屋まで踏むことは
ない。

 さあ、もうすぐだ頑張ろう。
 小屋に登れば・・・  」
自然に力が湧いてくるのがわかる瞬間でもある。 

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 9時45分、ホーリーの膝も何とか頑張ってくれ
ようやく梅花皮小屋に到着。

 弥輔副会長は、前泊した客を見送り掃除の最中 

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 少し休憩させてもらおう。
小屋番をしている、弥輔副会長を外に連れ出し
会長から預かってきた、小屋で使用する領収書の
束を手渡した。




亀裂

 「 形あるものはいつか壊れる。」

 自分が物を誤って壊したとき、かーちゃんが良く
発する常套句だ。
 オラが壊そうもんなら・・・

 しっかりしていたはずなのだが、いつか亀裂が走り
やがて大きくなって崩壊へと進む。
固い物には良くある現象。
ただ、この現象は、物だけではなくいろんなことに当て
はまる。
 大きなことでは、国際的にも資本主義や共産主義の
イデオロギーの違いから、国境間には、亀裂が走って
いるのと同じ現象にも見えるし、ほら、人々の間でも
亀裂が走っている方々も時々、見られるでしょ 

  竹爺とかーちゃんのところは  ってですか。
家に陰ってそ、そ、そんな事はないです 
ほら、急に聞くから間違ったじゃないですか。
「家に限ってです。」

 「 石転ビの雪渓に、亀裂が走っているので調査
してきてほしい。」
会長である師匠の言葉が、オラとかーちゃんの
事を心配してくれたのかな、そう思ったのだろうか
出発する前日の夜、オラと誰かが亀裂に対して
話している、こんな夢を見たのさ。 

DSC06552_convert_20170806200209.jpg

  大石を過ぎて出合を振り返る。
石転ビの左岸側は、大石の近くまで崩壊し亀裂も
走っているようだ。

 その上は、見事に崩壊し写真の中央左側の
比較的厚いと思われる、雪渓が最近壊れたようで
新しい縦の断層が見える。

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 大石からは雪渓のない夏道を進み、また少し出る
雪渓を踏み、夏道に戻る。
危険なのは、雪渓の端の部分だ。
ガチガチの固い氷で、夏道に移ろうとすると足が滑り
とても危ない。
転ぶことはもちろん、捻挫等を引き起こす事態にも
なりかねないので十分な注意が必要。

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 核心部の亀裂は、中央の汚れたベルト地帯の上で
まだ亀裂はわからない。

 安定した雪渓に入るとうれしくなる。
最初は、職場の先輩で現在の斎藤副会長の前に
副会長をしていた金さん達やノブちゃん達と一緒に登
った。
そのあとも、一人で何回も登り更にはいろんな方々と
登った思い出のある雪渓だ。 

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 ホーリーとも何回か登った。
しかし、ホーリーは相当久しぶりだったらしい。
だから、とても行きたがっていたのだが、「石転ビは
一人で行きたくない場所だ。」と良く言っていた。

 最近膝に不安を抱えており、ペースはユックリズムで
登るホーリー。
でも、オラが餌もない釣り糸を投げると見事に釣れてくる。
ありがたい。オラの遊びに付き合ってくれることに感謝
をしなければならない。

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 雪渓の汚れたベルト地帯を乗り切ると見えた。
本石転ビ右岸の下に、垂直に割れた亀裂の
端。

 状況を把握するために、落石に注意しながら
雪渓のほぼ真ん中を登って行った。

 最初は左岸に向かって真横に亀裂が走って
いるんだろうかと思っていたが、近づくとどうやら
右岸側からは上部に少し伸び、やがて左岸に向かって
真横に割れている感じだ。

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 梅花皮小屋にいる弥輔副会長からは、左岸側を
工作して登って来いと支持を受けていた。

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 左岸側を見る。そしてそちらに進もうとする
その時、ホーリーが声を上げた。


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プロフィール

竹爺

Author:竹爺
性別 男性

モンテディオ山形が好きで、トレッキング
大好き。ロードレーサーにも乗る行動派
オヤジです  

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