幸せ

 石転ビの雪渓を登り始めたときは、本石転ビ出合の
あたりは陽炎が立ち揺らいで見えるようだった。

 雪渓を登っていても時折、生暖かい風が頬を撫でる。

 北股の出合から登ってきた方向を見ると、暖かい
空気が雪渓で冷やされ、雪渓の表面にわずかに霧が
発生する。
その中から現れるホーリーが画になる。まるで劇場。
そうだ  ここはいつ来ても「石転ビ登山劇場」になって
しまうのだ。

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 北股の出合で休憩した後は、黒滝に向かって雪渓の
厚さを確認しながら、雪渓を踏んで近づく。 

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 だが、雪渓と陸地の間はとても薄くなっているので
陸地に上がるときは、注意しなければならない。
 
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 黒滝の傍から夏道に入って落ち着き、さらに上を
目指すとミヤマキンバイが我々の目を楽しませて
くれる。

 「  いや~ここに来れて良かったよ。」
何年かぶりに石転ビを登ってきたホーリーが呟く。
そういえば、この花は「幸せ」の花言葉らしい。

 きっと幸せな気持ちにさせるよう、ホーリーの
目の前に現れてくれたんだろう。

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 癒される 
残雪があれば、この辺りは45度くらいの急斜面になる
場所だ。
夏道でも、岩稜を踏みながら登る。
その場所に突然現れたミヤマキンバイに心を奪われる
のは、なにもロマンチストだからではないだろう。
男だって、そういう気持ちになる場面だ。

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 北股の出合の水場はまだ取れないが、黒滝の
上部に行くと、小さな沢から水が取れる。

 ここでも冷たい水に癒された。

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 中ノ島に取りつくと、ここではシナノキンバイに
出会えた。

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 中ノ島から草付きに上がるともう目の前には小屋が
見える。

 斜面には雪がまだ残っているが、小屋まで踏むことは
ない。

 さあ、もうすぐだ頑張ろう。
 小屋に登れば・・・  」
自然に力が湧いてくるのがわかる瞬間でもある。 

DSC06616_convert_20170808121516.jpg

 9時45分、ホーリーの膝も何とか頑張ってくれ
ようやく梅花皮小屋に到着。

 弥輔副会長は、前泊した客を見送り掃除の最中 

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 少し休憩させてもらおう。
小屋番をしている、弥輔副会長を外に連れ出し
会長から預かってきた、小屋で使用する領収書の
束を手渡した。




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竹爺

Author:竹爺
性別 男性

モンテディオ山形が好きで、トレッキング
大好き。ロードレーサーにも乗る行動派
オヤジです  

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