ご褒美

 <頼母木山>を少し下がったところで、中条山の会
亀山さんとスライド。

 「ここ2~3日で急に色づいたんだよ。」そう話され
これから門内小屋に行ってから、また頼母木小屋に
戻るという。

 「杁差まで行くんだろう。いっぱい水をもって行けよ。
頼母木に泊まれば、一緒に飲めたのにな。」と
残念がってくれた。

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 この飯豊にももう少しで厳しい冬がやってくる。

 6月には、辺り一面に咲き乱れ訪れる山人達を
魅了させるハクサンイチゲだが、秋の今でもここに
足を運んでくれる山人達を、少しでも喜ばそうと
遅咲きながら精一杯の力を尽くして終えようと
している姿に、心打たれながら歩を進める。

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  頼母木小屋で少し長めの休憩をとり、そして
今晩必要な水と、明日下山のための水を確保して
杁差小屋に向けて出発。

 14時45分<大石山>到着。

 足の松尾根を使って登ってくる人はいない。
土砂崩れの影響で、胎内から『奥胎内ヒュッテ』
までは通行止めの状態が続いている。
 
DSC07062_convert_20171001053422.jpg

 頼母木小屋で持った水の重さで次第にザックの
ショルダーストラップが肩に食い込んでくる。

 当初から荷崩れを起こしたように左に傾いて
いた原因は、ヒップベルトの左右のバランスが
悪く、右側のヒップベルトの付け根に異常が生じ
ヒップベルトの中に装着されているプラスチックの
型とベルトが擦れ切れそうになっていたためで
あった。
 普通こんなことは考えられないことだが、実際
起きてしまっているので今はしょうがない。

 「 最初から見たらずいぶん真っすぐになって
来てるわ。」
 うん、荷物の詰め方もバランスを考えている
からね。」
 そうは言うものの、重さはずっしりで身体に
応える。

 そんな会話も<大石山>から<鉾立峰>の鞍部
までで、上りに入るや喋れる余裕が全くなくなって
しまった。

 15時30分に<鉾立峰>到着後10分休憩して
杁差小屋に向け下る。

DSC07069_convert_20171001053442.jpg

 <鉾立峰>に到着したときは、ここでツェルトを
張って泊まっても良いと思った位だったが、そんな
訳にもいかず、老体に鞭打ってなんとか頑張る。

 そして振り返ればご褒美。

 左奥の<飯豊本山>はガスの影響を受けている
ようだが、しっかりと歩いてきた稜線が見える。
真ん中の<北股岳>、門内小屋、頼母木小屋が
しっかり肉眼で確認できた。

 このようにはっきり見たことがない飯豊の山塊に
みどりちゃん感激、そしてタマちゃんもじっと
見とれている。

 来てよかった。頑張ってよかった  

DSC07070_convert_20171001053505.jpg

 16時15分。ついに杁差の小屋が目前。

DSC07074_convert_20171001053545.jpg

 小屋に着くなり、ザックを置き中からビールと
コップをもって<杁差岳>に登った。

 16時25分、<杁差岳>到着。

 「   たまちゃ~ん、みどりちゃ~ん
早く早く。」

 オラが天に召されていた  
ブロッケン現象だ。
これもご褒美だろう。

DSC07079_convert_20171001164124.jpg

 そして恒例のショット。

 そして乾杯。
   
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 お兄ちゃんが居ればよかったのになんて
三人で話したが、帰ってからみどりちゃんから
報告がありました。
 タカサワのお兄ちゃんは、前日岳ちゃんツアーと
一緒に権内尾根を下りて行ったとの事でした。

 小屋主のお兄ちゃんが居ないところで、みどり
ちゃんがキムチ鍋を振舞う。

 外でテン泊していた東京からの山人を一緒に
夕食に誘い、それはそれは縦走最後の晩餐は
その名にふさわしくとても豪華な内容でした。 

DSC07093_convert_20171001053629.jpg

 気温がずっと下がり、外にいるのもつらくなる
ほどだったが、小屋の傍から見える新潟市の
灯りの上は成層圏だろうか青く輝いていた。

DSC07098_convert_20171001053649.jpg

 疲れが出たのか、19時30分頃にはシュラフに
潜り込んでそのまま記憶を失ってしまった。



 そして翌朝は爽やかに目覚めることができた。

 タマちゃんにコシヒカリを炊いてもらい、納豆
ご飯や漬物などで朝食をとり、残ったご飯で
おにぎりを作り、6時に小屋を出る。

 テント泊の方に挨拶をして下山開始。

DSC07107_convert_20171001053712.jpg

 天気はすこぶるよくなりそうだ。

 前エブリ方面を撮りながらのんびり下りよう。

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 来て良かった。
 とってもきれいだ。
 すべてが良かった。
 
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 東俣彫刻公園に前置きしたタマちゃんの
愛車に乗って43,4キロメートルの縦走は
終わりを告げた。

 タマちゃん、みどりちゃん、そして仕事の
都合で最後までご一緒できなかったペーター。
素晴らしい縦走のお誘い、ありがとう 
またひとつ心に思い出を詰めることができ
ました。






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No title

良かった。好かった。お天気回復しましたね。
23日、梅花皮小屋に泊まりました。ツッチーが竹爺さんをコールしましたがつながりませんでしたね。夜景が見れなかったけど、こちらで楽しませていただきました。

No title

良かった。好かった。お天気回復しましたね。
23日、梅花皮小屋に泊まりました。ツッチーが竹爺さんをコールしましたがつながりませんでしたね。夜景が見れなかったけど、こちらで楽しませていただきました。

ダイエット兎さんへ

お久しぶりです。

えっ!え~、そうだったんですか。
じゃー、23日の梅花皮小屋は兎さんチームで結構賑やか
だったんですね。
ツッチーの無線にオラと御西小屋の博士のやり取りが入ったのかな。
ツッチーの呼び出しは残念ながらこちらに届きませんでした。

オラは今週の7、8、9日梅花皮小屋の冬支度に行って
きます。

No title

山の仲間との山行

思い出が出来て良かったですね

そう言えば11月のダケちゃんツアー
西上州ですね
私のフィールドです是非参加して下さい
東京のイベントが重なって居るので
合流出来るかは不明ですが
18日、19日のどちらかは顔を出したいと思います。

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すかいさんへ

すかいさん、こんにちは!

いや~、縦走初日は生憎でしたが全部を通して良かった
ですよ。
楽しく登れて、美味しく頂き、稜線に魅せられ全てが
良い思い出になりました。

岳ちゃんツアーは、来週参加してきます。
その後については参加人数によって、オラが参加できるか
不明ですが後で聞いてみますね。
そん時はよろしくです。

あっ、一番の難題 かーちゃん の許しがなければ
何もできませんけどね。




非公開さんへ

こんにちは!

オラたちも楽しかったですよ。
是非今度は、我が山岳会の行事にも参加してください。
催しは、会長のH/P「飯豊朝日連峰の登山者情報」に
掲載されますので、チェックしておいてください。
プロフィール

竹爺

Author:竹爺
性別 男性

モンテディオ山形が好きで、トレッキング
大好き。ロードレーサーにも乗る行動派
オヤジです  

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