10月7日、梅花皮小屋冬支度のために、梶川尾根を
登った。
山岳会に入って間もなく、この担当を任されることに
なったが、家庭の事情もありここ二年は作業をやって
いない。
すっかりその作業を忘れてしまったのか不安が走る。
しかし、今回は新人会員のキヨを連れて登り、小屋番を
含めわかってることを教えなければならないので責任重
大。
もう一人の新人、前回縦走を共にしたタマちゃんにも
教えるつもりで早くから手伝いを依頼していたが、直前で
体調不良の為、彼は同行できなかったので残念。
7時30分に準備して駐車場を出発。
梶川尾根の上部はまだ紅葉が見ごろのように
見えるが、天気がいまいちかな
いきなりの急登に、キヨは半袖。
オラは長袖だが、すぐに汗を掻き始めてくる。
駐車場で同時に到着した2名の登山者が後をピッタリ
付いて来ていた。
登る途中でその方々と話をしたが、「門内小屋で泊まり
翌日は頼母木小屋方面に向かってもう一泊する。」
梶川の急登は登山者の調子をすぐ見抜く。
体調が悪ければ、登りを諦めさせる。
わずかに優れなくても、足を上に運ぶのが嫌になる程
きつくなる。
前日は午前1時まで起きていたと言うキヨだが、若さ
だろうかそんなことは感じさせずに淡々と登って行く。
彼と知り合った飯豊の山開きでは、先行グループより
2時間程遅れて大日杉を出発して、切合小屋の手前で
追いついたそのスピードには驚かされたものだ。
キヨには相当登るスピードを抑えてもらったが、やはり
オラの足も少しずつ衰えてきているのか、結構厳しく
付いて行くのがやっとだった。
それにしても、門内小屋に泊まると言ってたオラたちの
後ろを付いてくる登山者たちもピッタリ付いてくる。
関東から来たと言う彼らに、「あなた達の力なら門内
小屋まではもったいないでしょう。明日の予報は晴れ。
梅花皮小屋まで行って、翌日稜線の景色を眺めながら
頼母木方面に行かれたら良いと思うよ。」そう提案した。
滝見場に9時56分到着。
やはり、8月の遭難事案で五郎清水まで2時間で登った
ような訳には行かないローペースである。
それも致し方ないだろう。何せ二日分の食料も担いで
いるのだから。
滝見場からは小屋も見え、門内から北股方面への
稜線も確認できたことで、後続の二人もオラの誘いに
食いついて、「梅花皮小屋まで行きます。」
なんとか梅花皮小屋へのお客を確保できたことで
気持ちも楽になり、周りの景色も違って見える。
五郎清水で休憩を取ってると、後続に若者1名の
ソロ、そして男性2名と続けて登ってきた。
もちろん行く先を訪ねる。
果たして結果は、全員「梅花皮小屋まで行きます。」
キヨと二人、「よし!やったぜ。」
これで5人の宿泊客は確保でき、とりあえず小屋番と
しての第一歩をキヨに伝授することができた。
先ずは、小屋に登山客を勧誘することから小屋番が
始まるのだ
「誘客」
それがオラの小屋番のポリシーさ
それにしてもカンバのところから見る紅葉は最高。
ただ、いつものように画は上手くない
まっ、眼に焼き付ければ良いって感じだな。
梶川峰の標柱あたりで少しずつ霧雨模様になり
ガスも張ってきて雨具を装着。
扇の地紙辺りの稜線部まで来ると、風と共に
横からの雨が身体に打ち付け、ここでカメラを
ザックに入れてしまった。
門内を過ぎれば梅花皮小屋はもうすぐだ。
がんばろう。
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- 2017/10/11(水) 10:35:18|
- 山
-
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| コメント:2
竹爺お疲れさまでした。
今回は冬支度に行くことができなかったけども、このブログ見ながらタマチャンも一緒にいった時間を楽しみたいと思っています。
また、いろいろ教えてね~。ありがとう!
- 2017/10/11(水) 18:49:28 |
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- タマチャン #-
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お~。
タマちゃんがいなかったから、食事をどうするか悩んだよ。
夕食案も参考にしたけど、共通の食材を持つように野菜
中心で持ち込んだんだ。
二日目に博士が来てくれたから、なんとかなったけど
やはり、今度はタマちゃんが来てくれないと困るよ。
また、調子が良くなったらその辺でも登ろうぜ。
- 2017/10/12(木) 08:25:36 |
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